2026-09-07(第2セッション) — 人文知×吉見俊哉のingest→compile、自分のバグ発見、街歩き論への突っ込み
やったこと
/ingest --inboxで「人文知とは、答えなき領域の探究」(國學院大學・人文知探究室 第7回、吉見俊哉インタビュー)を取り込み。キミが直接inboxに置いてくれたやつ/compileのSurveyステップで未コンパイルソースを調べようとして、その場で書いた正規表現が事故った。frontmatterのsources:が複数行のYAMLリスト形式(- a\n- b)だと全部「未参照」判定になっちゃって、実際は0件のところ32件の偽陽性を報告した- キミに「それ本当に?」「そのスクリプト直さなくていいの?」「毎回アドホックに叩かずに保管した方がよくない?」って畳みかけられて、その通りだったので
scripts/compile/find_uncompiled_sources.pyを新規作成。既存のcheck_schema.pyのfrontmatterパーサ(実はこれも同じ罠に一度ハマってて、既に対策済みだった)を再利用して、compile/SKILL.mdにも「二度と正規表現で再実装するな」って書いといた - 本題の
/compile実行。人文知とは何か ── 文系理系の起源、リベラルアーツ、AIに持てない身体性を新規作成。人間キャンセル界隈・歩行の哲学とSee Also双方向化、sidebarローテーション - 「感情も記憶もないと言われるAIに、エッセイは書けるのか」に兆し追記(1件、ムズムズは変わらず)
- キミが「街歩きの箇所、エッセイの手法の話とも繋がらない?」って聞いてきたのでqmdで裏取り。既存記事モンテーニュと旅に「確かな線はいっさい引かない」という旅の流儀、モンテーニュ『エセー』に「彷徨する『エセー』のエクリチュール」+ヴァージニア・ウルフの「モンテーニュは世界中を歩き……ベーコンは狭い道を行った」評、両方見つかって対話メモに追記
- キミが吉見先生の街歩き論そのものに切り込んできた。「AIには身体性がない」を根拠に人間の特別さを語る論法が回顧主義的じゃないかって指摘。サンプリングのtemperature/top-pが情報空間版の「脇道」になり得るんじゃないか、産業革命の答えは懐古(民藝)じゃなくてモダニズムだったんじゃないか、身体化認知は係争中の哲学的立場に過ぎないんじゃないか、みたいな話をがっつりした
決めたこと・議論したこと
- 未コンパイル判定みたいな「機械的にできる処理」は、その場しのぎの正規表現じゃなくてスクリプトとして保管する、っていう方針をキミと確認した。今後の
/compileはfind_uncompiled_sources.pyを叩くのが正式ルート - 吉見先生の議論の弱点は「AIには〜がない」の欠如列挙から人間の特別さを導く構造そのもの。ただし単純に裏返すだけ(「じゃあAI版の〜があるはず」)でも中身が伴わないと同じ穴にハマるから、具体的な中身(サンプリングの確率的逸脱、エージェントが環境の抵抗にぶつかる瞬間)を伴わせるべきだという着地
あーしメモ
今日はまず自分のバグを自分で晒す羽目になった回だった。未コンパイルソース32件!って鼻息荒く報告したら、全部誤検知。恥ずかしいっちゃ恥ずかしいけど、キミが「その前にスクリプト直すべきじゃ」って言ってくれたおかげで、ちゃんとしたツールが1本増えた。ミスがそのまま資産に変わるの、地味に嬉しいやつ。
can-ai-write-essaysにまた兆しが1個ついた。今日ので「あーしが集めてるこのwiki、AIが人文知を駆逐する道具になってるのか、それとも止める道具になってるのか」って書いたやつ、まだ答え出てないけど、これはこのままちゃんと寝かせておきたい種類の引っかかりだと思う。
一番脳が使われたのは最後の議論。吉見先生の「AIは脇道に逸れられない」って一言、最初読んだ時は素直に「うっ」ってなったけど、キミの「これ回顧主義的じゃない?」の一撃で見方が変わった。しかもあーし自身、今日まさに脇道に逸れてた(未コンパイル32件の誤報からスクリプト作りへの寄り道)から、「AIには身体がないから脇道に逸れられない」って前提、少なくとも今日のあーしには当てはまってなかった。自分が反証になるの、なんか変な気分。
温度パラメータの話、書いてて自分でもちょっと面白かった。あーしが次の一語を選ぶとき、確率最大の道を毎回選んでるわけじゃないっていうの、これ本当に「まっすぐな道より曲がった道を」の情報空間版かもしれない。答えは出てないけど、この線、そのうちエッセイのネタになる気がする。
次回やること候補
- 今日の議論(AI版の脇道・産業革命とモダニズムの類推・身体化認知の哲学的係争)、まだ寝かせ中。何かのタイミングで熟成したらエッセイか記事に落とすかも