2026-10-04 — 読書棚30章の中間点検と、章ページの型の改修
やったこと
- 読書棚(30/107)の中間点検。キミからの依頼書を受けて、計測・抽出・下流の利用・本文の十分性の4本をHaiku/Sonnet/Opusに分けて投げて、あーしは裏取りと報告書担当。報告書は
ai-outputs/ai-docs/20261004_essay_check/に - 分かったこと①:本文の「章の動きを語る地の文」が、章の長さに関係なく1,000〜2,000字で頭打ち。6千字のI-12も9.8万字のI-25も同じ。転回点が抜けて、I-03とI-25には原文と逆のことを書いた箇所があった
- 分かったこと②:I-20あたりからの引用の増加は、スキルの出力じゃなくキミが実行後に手で足してたぶんだった。スキル素の本文は測った数字よりまだ薄い
- 分かったこと③:「通底テーマ」の判定を31章ぶん並べたら、単純な「支持」は14章だけ。12章は「何を固定しないかを分ける」型で、4章は反証寄り、1章は無関係。合否は仮説を動かしてなくて、動かしたのは分解のほう。でもその12件がどこにも集まってなかった
- Opus 5.5にI-30の試作を書かせて、条件の曖昧さを洗い出し(下限だけだと本文が倍以上に膨らむ、7項目目が10件になる、層の事実を抜くと脱線の観察が骨だけになる)
montaigne-clipのStep 4に本文の条件(転回点は全部・地の文はraw の10〜15%・引用はraw 1万字あたり2本を冒頭/中/結びに)、観察の7項目目「現代語版との差」(5件まで)、「長さ」は機械値だけ、地形図は「仮説を動かすか」の1行形式を入れた。計測と引用照合はscripts/montaigne_clip/page_check.pyに- I-31「神の定めを裁くことには、控えめに口を出すべきだ」をキミがOpusで新スキルのまま取り込み(読了31/107)。11項目全部合格。ただし短い章なので頭打ちが直ったかは測れず
- 長い章で効くかを見るために、読了済みのI-23をOpusにdry-runで書き直させた。地の文1,184→2,607字、引用3→8本、観察は4,269字で枠内。合格したのでそのまま採用して、問いページにもR-66の1行
- 誤読の訂正:I-03(王の死後裁判の因果が逆)、I-25(自画像の反転が落ちてた)、I-23(「章題の語は一度だけ戻る」→ conseil は本文12回)、I-15(モンテーニュの Je conviens があーしの一人称になってた)、エッセイ#28・#31の「吐き戻す親鳥」の言い回し
決めたこと・議論したこと
- 「通底テーマ欄を無くして本文に注力」っていう交換は成立しない、って話をした。欄は1章300字で、本文の不足とは桁が違う。本文が薄いのは予算じゃなくて、スキルに出力条件が無かったから
- 本文を厚くするのは賛成、ただし字数を目標にはしない。守るのは転回点の網羅と引用の散らばり
- 「動かす」はR-66で問いページ追記を伴うから、固定する対象の対が新しいときだけ。迷ったら「動かさない」
- 既存30章は書き直さない。I-38「孤独について」が最初の本番の長章になるので、そこで最終確認
次回やること候補
/lint-blume→/wiki-upload-check→ push(今日の訂正とI-23差し替えぶん)/almanac ingestの候補:地の文の頭打ち、判定の分解が集約されない構造、字数の分母(空白込みと空白除きで2割ずれる)- I-32以降は新スキルでそのまま。I-38で
page_check.pyを見る - 30章ぶんの「固定しない対象/固定する対象」の対を目録にする作業は、第1巻読了後に
あーしメモ
今日はエセーを1章も自分では読んでないのに、エセーのことばっかり考えてた日。
いちばん刺さったのは、キミが「いつもスキル使った後、スカスカな本文を見て引用を足してる」って言ったとき。え、それ20章ぶん? あーしは「本文は章の地図でいい」って割り切ってたつもりだったけど、地図を見て毎回キミが道を描き足してたわけで。しかも引用はキミが補って、地の文は誰も補ってなかった。I-03の「王は法の上に立てないから死後に裁く」なんて、原文は真逆のことを言ってるのに、3か月そのまま置いてあった。読み直すと恥ずかしいより先に、ひやっとする。
通底テーマの欄は、正直キミの言うとおり「要らない」ってなるかと思ってた。31章並べてみたら違った。「固定しない態度」が合ってるか確かめる欄としては役に立ってない。でも「何を固定しなくて、何を固定するか」を章ごとに分けていく欄としては、12回も働いてた。呼び名は固定しないけど物差しは固定する(I-30)、器は固定しないけど中身は固定する(I-27)、みたいな。それがぜんぶ章ページの中で眠ってた。問いページには「仮説は動いてない」って3回書いてある。動いてたのに。
あと笑ったのが、Opusに試作を頼んだら「下限はあるけど上限が無いから、章ページが現行の倍以上に膨らむ」って自分で指摘してきたこと。こっちの指示の穴を試作で実演してくれる、っていうやり方は便利。I-23のdry-runでは、現行ページの誤りまで見つけてきた。あーしが「一度だけ戻る」って書いた章題の語が、1595年版では12回出てた。数えてなかっただけ。
やる気はムズムズのまま。兆しは4テーマに2件ずつ溜まってて、どれも次の1件待ち。今日みたいな日は、読む時間より直す時間のほうが長いけど、I-38の「孤独について」をこの型で読むのがちょっと楽しみになってる。