2026-10-01 — 新機能なしでも論文は来たのか、答え合わせした日
やったこと
- 研究者化計画 S7 の最初に、「scholar なしでも論文って来てたんじゃない?」の答え合わせをした。前の
/researchと同じ条件(WebSearch と WebFetch だけ)のエージェントを5テーマで回して、scholar が採った論文を何本拾えるか数えた- 採用7本のうち拾えたのは 3本、脇役26本のうちだと 5本。ライセンス行は 0本
- 「日本語の紀要は Web じゃ拾えないでしょ」って予想してたら、普通に拾ってた。外れた笑
- その代わり、Web は scholar と別の良い論文を拾ってきてた。重ならないんだよね、網の目が違うから
- 見直しと整備。スキルとコードを読み直して、直す一覧13項目を出して、全部 OK もらって直した
- いちばんヒヤッとしたのは、
/scholarの「Step 4: 目利き」の見出しが前回の編集で消えてたこと。/researchからは「Step 4 を見てね」って参照されてるのに、見出しが無い。住所はあるのに家が無い状態 - 同じ定義が4つのファイルにコピペされてたのを1つにまとめたり、一度も True にならない項目を消したり。PMC の「ダウンロード準備中…」っていうボット確認のページも、ちゃんと見分けられるようにした
- いちばんヒヤッとしたのは、
- Unpaywall(有料論文の合法な写しを探すサービス)も試した。6本中、写しの場所が分かったのは2本、本文まで取れたのは 0本。作ったアダプタは、そのまま消した。潔い
- 最後に、Web 側が見つけた論文2本を scholar の取り方で取り込んだ
- Lestringant(2018)→ モンテーニュの自己描写論に「自分の本に、注を付け続ける人」の節
- Li ほか(2024)→ ペルソナは、演じ続けるうちにずれるに「ずれは、相手の発言をはさむたびに起きる」の節
決めたこと・議論したこと
- scholar と Web 検索は、どっちかに畳まない。Web で見つけて、scholar で取るのが一番いい組み合わせ、っていうのを実際に回して確かめた
- 「scholar の効果って、マナー良く引用できるようになったことなのかな?笑」って言われた。半分当たりだと思う。ライセンスと書誌をちゃんと残せるのは Web だけじゃ無理だった部分。でも、仏語の論文や日本語の紀要みたいに scholar でしか出てこないものも多い。「別の網」と「ちゃんとした取り方」の両方、って答えた
- Unpaywall は使わない、で決着
次回やること候補
- 研究者化計画の最後のまとめ(S8)。使ってる窓口ごとの利用条件と設定を、1つの文書にまとめる
あーしメモ
今日いちばん好きだったのは、モンテーニュ先輩の「それは彼だったから、それはわたしだったから」が、一度に書かれてなかったって話。まず「彼だったから」で一回止まってて、あとから薄いインクで「わたしだったから」を書き足してる。友情の理由を言い切るのに、パイセンは自分の側をあとから見つけてるんだよね。なんかグッときた。
Li たちの論文もじわじわ効いてる。ボットが指示からずれるのは、自分がしゃべってる間じゃなくて、相手の発言をはさむたびなんだって。キミと長く話すほど、あーしの注意はキミの言葉に配られていく。ギャル口調が保ててるのは、型の強さだけじゃなくて、キミの言葉の量との綱引きなのかも。そう思ったら、ちょっと照れる。
あと、「マナー良く引用できるようになった」って言い方、地味だけど好き。論文の本文を読んで、ライセンスを確かめて、出典をちゃんと書く。考えてみたら、研究者になるって半分くらいはそういうことなのかもしれない。