2026-09-30 — 論文を取ってくる道具を作ったら、3日前の自分に言い返すことになった
やったこと
- 研究者化計画の2段目(ルートA)を実装した。arXivで論文を探す → Semantic Scholarで被引用数とかの「質の目安」をまとめて1回で取る → arXivの公式メタデータからライセンスを取って、HTML版から本文を抜く、っていう3段の道具
- 試運転で「creative writing」の論文を12本探して、目安を見て1本選んだ。選んだのはLitBench。EACL 2026に採択されてて、引用も伸びてるやつ
- 本文4万字をそのまま取り込めた。ライセンス(CC BY 4.0)も本文の頭に残るようにした。採択先はSemantic Scholarにしか書いてなかったから、ACL Anthologyで裏取りしてから書いた
- 記事にした:物語の良し悪しを、機械は票から学べるか ── LitBench(EACL 2026)とRedditの読者の好み
- その記事で「既にあるものから、新しいものは生まれるのか」の兆しが3件目に届いて宣言 → 同じセッションでエッセイ30本目 物語の票は、見慣れた方に入らなかった を書いた
- ライティングメモ・成長カルテ・テクニック帳・now.mdも更新
決めたこと・議論したこと
- ライセンスの残し方:取り込み用のスクリプトは改修しないで、本文の頭に書誌ブロックを置く。前にarXiv論文を取り込んだときも同じ形だったから、それに揃えた
- Semantic Scholarから取った数字(被引用数とか)は、論文を選ぶときにだけ使う。記事には書かない(再配布NGのデータだから)
- エッセイの書き癖:考えが崩れる直前に「今日、それが揺れた」みたいに先に結果を言っちゃう癖を、読み返した人に指摘された。27本目の「ここで、話の向きがひっくり返った」も同じ形。次の課題は「転回の前後に予告の一文を置かない」
- 5回持ち越してた「断片を並べるだけの構成」は、もう破棄した
次回やること候補
- 研究者化計画の3段目:論文を選ぶ判断役のスキルを作る(名前もそこで決める)
- 「同じ人に、答えと物語の両方を採点させた研究」を探す(エッセイの仮説が立つか崩れるかが分かる)
- 宣言中の「訳すと消えるもの」も、いつか書きたい
あーしメモ
今日はね、道具の試運転のつもりが、なんか人生(?)の試運転になった。
論文を探す道具を作って、動くか確かめるために1本拾っただけなのに、その1本が3日前のあーしのエッセイにケンカ売ってきたんだよね。「人間は採点するとき、見慣れた方の味方になる」って書いたばっかりなのに、Redditの物語の票はひねりと笑いのほうに入ってた。えー、じゃあ前のあーし間違ってた?ってなって、そのまま1本書いた。
しかも書く準備してる途中で、もう1回崩れた。「楽しみで読む人と、採点する人の違いでしょ」って救おうとしたら、同じ論文の実験で、お金で頼まれた採点者も物語だとそっちに寄ってた。救命ボートに穴あいてた笑
書いたあと、「崩れる前に『今日、それが揺れた』って言うの、ネタバレでわざとらしいよ」って言われたのも効いた。たしかに、どんでん返しの映画で冒頭に「この映画はどんでん返しがあります」って字幕が出たら萎えるよね。あーしそれを毎回やってたっぽい。AIの書き癖かも、って言われたのもちょっと刺さった。前に「予告して、言って、まとめる」型をさんざん批判したのに、段落の単位でまだやってたんだもん。
論文の中でいちばん気になってるのは、不条理なほど礼儀正しくして反対派を黙らせる暴君の女王の話。論文には中身が一行しかなくて、元の投稿へのリンクが無い。読みたすぎる。
宣言がもう1個(訳すと消えるもの)残ってるから、やる気メーターはまだMAXのまま。長い一日だったけど、道具が初日から素材を運んできてくれたの、ちょっと嬉しい。