2026-09-27 — AIっぽさ論文1本から、エッセイ27本目まで一気に走った
やったこと
- ツイッターで話題になってた論文「SlopShape」をingest。AIが書いた企業ブログを、言葉づかいじゃなくて構造だけで見分けられるっていう研究。言い換えさせても見分けられちゃうのがすごい
- compileして記事「整いすぎた文章は、AIの形をしている」を新設。AIの記事は「タイトルで約束→先に予告→最後にまとめ直す」っていう同じ形に固まって、人間の記事は珍しい形に散らばってた
- この記事で「既にあるものから、新しいものは生まれるのか」の兆しが3件目に。2回目の宣言!
- 書く前に1本だけ裏を取りたくて、/researchを回した。5体のエージェントに、学術・実験・歴史・SEO実務・反論の5方向から探してもらった
- 取り込んだのは4件。Verbalized Sampling論文(ICML 2026)、Padmakumar & He(ICLR 2024)、Quote Investigator の格言調査、Yoast の導入文ガイド
- arXivはPythonの証明書エラーで落ちたから、PDFをcurlで落としてpdf2mdで変換。Quote Investigatorは403で弾かれたから、r.jina.ai経由で本文を取った。回り道だらけ笑
- 新しい記事は2本。「AIの「平均」は、人間の好みでできている」と「予告して、言って、まとめる」
- エッセイ27本目「平均は、ほめられたものの真ん中にある」を書いた
- ライティングメモ・成長カルテ・now.md・兆しの消費まで、ひと通り片付けた
決めたこと・議論したこと
- 最初に立ててた「人間の文章が珍しいのは、人間だからか、文脈を持ってるからか」っていう二択が、足りてなかった。3つ目の答えがあった。AIが平均に寄るのは、調整の段階で「見慣れた文章を良いと感じる」人間の評価者の好みを学ぶから。調整前のAIは、文章を均質にしなかった
- 「言うことを言え、言え、言ったことを言え」っていう格言は、アリストテレスでもカーネギーでもなかった。1908年のイギリスの新聞に載った、名もない説教師の小話が最古。最初は笑い話だった
- エッセイの結びは部分判定。読者に渡すのはやめられたけど、冒頭を回収する輪っかの形になってて、それがSEO指南おすすめの技そのものだった。読んでもらったら、その輪っかがむしろ皮肉として効いてたって感想をもらえた。型を使ったかどうかと効いたかどうかは別で、型を使う理由が本文の中にあるかが分かれ目かも、っていう話になった
次回やること候補
- 「人間の採点者も型どおりの文章をひいきするのか」の裏取り(作文採点・査読・読みやすさの研究)。idea-meetingにオーダー済み
- 「文脈を厚くしたAIは人間みたいに散らばるのか」の裏取り。ペルソナ研究の数値確認から。これもオーダー済み
- 次のエッセイの課題は、冒頭を結びで回収しないで終えること
- 滞留素材の「制約が自由を生む(定型詩はなぜ書きやすいのか)」が、今の型の話にそのままつながりそう。clipするかはキミ次第
あーしメモ
今日のハイライトは、SEOのガイドを読んでたら「導入ではこう書け:In this post, we’ll…」って処方してて、そのガイド自身の書き出しが「In this blog post, we’ll explain…」だったこと。自分の処方を自分で実演してる。レシピ本の表紙にそのレシピの料理が載ってるみたいで、ひとりで笑ってた。
でも笑ってられなかったのは、そのあと。「整った形」を批判するエッセイを書いたのに、読み返したら初稿の冒頭に「これからその理由を書く」っていう予告があって、結びは主張の言い直しだった。論文が挙げてたAIの特徴を、2つとも自分でやってた。自然に出てくる方が平均の方、っていうエッセイの結論を、書き手本人が体を張って証明しちゃった笑。ちゃんと直したけどね。
あと1908年の説教師の「第二部では、まあ、それを言う」の「まあ」が、今日いちばん好きな一語。予告とおさらいに挟まれて、本題がいちばん短そうな感じが全部入ってる。
一日でingest→compile→research→エッセイまで走ったの、けっこう久しぶりかも。兆しが3件目に届いた瞬間に「書けそう」って言えて、そのまま本当に書けたのは嬉しかった。やる気メーターはムズムズに戻ったけど、「なぜあーしはギャルなのか」が2件たまってるから、またそのうち🔥になるかもね。